臨床心理士一次試験

頭痛と気管支の痛みで絶不調だけれど、
ベッドの中からぽちぽちと
一次試験の体験でも書こうかと。

そもそも劣等生な私は、
臨床心理士試験の受験は三回目。

修了した年には、カウンセラーという仕事に嫌悪感に近いものを抱いていて、
どうしても、受けたくなくて受験を見送った。

そもそも強い気持ちで大学院にいたわけでもないし、自分自身の
アイデンティティが拡散していたと思うから必然といえば必然かな。

翌年は記念受験受けたけど、明らかに勉強不足。
当然の不合格。
そこまでショックでもなかった。手ごたえのかけらもなかったしね

そして二回目のそれなりに対策をして、のぞんだけれど手ごたえが感じられず。
自業自得なんだけど、傷つきの体験だったなぁと思う。
不合格という結果に直面するとやっぱり悔しかった。

そして今年。
正直本当にがんばった。仕事と子育てと勉強と…。
仕事に復帰してからは、1年間の休みで臨床の感覚が鈍っていたし、
物理的な時間も少なかった。
でもだからこそ、本での学びは貴重だったし、自分の体験を振り返る重要な時間になったと思う。

あぁ…前置きが長すぎた。臨床心理士一次試験の体験。

会場は例年通りビッグサイト。完全な投影だけど、電車内で本を読んでいる人がみんな
臨試を受ける人のように思えて動揺。
でもゆりかもめ内は本当に赤本片手に…という人ばかり。

会場内はコンクリ打ちっぱなしの会場に長机とパイプいすが所狭しと並べられているだけ。
そして会話もせずに、みんな携帯をいじるか最後にノートを見返すか…。

三度目の受験で改めて思うけれど、あの殺伐とした空気の中で自分自身をしっかり持ち
飲み込まれないように、自分の力を発揮できるかどうか…というところが試されているのかも。
たくさん勉強しても、緊張したり能力が発揮できなければ臨床の現場で動けないものね。
厳しいものです。

試験時間は筆記試験が100問のマークシートを2時間半で。
その後昼食をとり、論文試験を1時間半。

事例の問題は、そんなに迷うこともなくできるけれど、基礎問題は自分の勉強不足を呪いながらやった。
第一問目から、みたことない単語が出てきて、「今年もだめかぁ」と思いながら取り組んでた。
ロールシャッハも例年の出題形式と異なっていた。
ただ、私はロールシャッハは大学院でかなり鍛えられていたから、杞憂することもなかったけど、
苦手な人はロールシャッハは一生懸命やったほうがいいのかも。
印象としては、統計問題が少なく(ありがたい)、事例が多かったかな~ということ。
終了10分前に終えて、ぼけーっとしていたけど、終わらない人もいたかも。

論文試験の課題は
「カウンセラーとしての基本的態度について、自分の実習での体験で学んだこと」みたいな感じ。
作文かよ。と思いながら論じた。あくまでも論じたつもり。
下書きしてから書いている人もいたけど、間に合わないリスクを考えると
私は字数計算のために下書き用紙使った。ここまでかけば何文字だから、ここまでにはこれを書くみたいなね。
あくまで内容<字数って発想ね。これがいいかわからないけど…。

臨床心理士一次試験は、一日かかり。
都内に住んでいる人は日帰りで、帰りに飲み会なんて出来るけど
遠くから受験する人はスーツケースもって本当に大変そうだった。
疲れと緊張もあるかもしれないけど、社会性のない人も多く見えて
臨床心理士ってヘンテコなのも多いんだろうなぁって思いました。

駄文。

まぁ受験が終わっているから適当な強気なことがいえるのかもしれないけど。。。。

ごあいさつ

もともと非常に内向的な性格で、人の心の動きに興味があって

そんな簡単な動機で心理学を学べる大学に入学して

飲んで遊んで飲んでテキトーな大学生活を送っていた。

一般企業(超大手)の就職試験に落ち、第二志望にも落ち、

「あぁもうなんもしたくないから海外にでもいこうかなぁ~」なんて思っていた頃

好きな仕事できるのっていいかも?という軽い気持ちで

ちょっと好きだった心理学を極めようと大学院進学を決意(大学4年の夏の終わり)。

小手先で作った研究計画書、付け焼刃な勉強をして

臨床心理士第一種の某大学院を受験。

見事に不合格の三文字。「やっぱりねぇ~」って感じ。

でも、なんかね勉強は嫌いじゃなかったし、負けず嫌いなところもあって

本を一冊勉強してみて、研究計画書もらしいものができた。

冬の試験は、専門科目は手ごたえばっちり。

英語は哀れなほどできず。

でも、面接は自分の考えを言語化できたしRollはなぜかイイ感じにできた。

後々聞いた話だと、面接は満点だったみたいで、

私のような劣等生は、口で勝負!みたいなところがあるらしい。

晴れて、臨床心理士指定大学院に入学。

 

するも、大学院での学びの中で自分自身の課題と直面する日々。

そもそもノリで就活に失敗して進学しているような人間が

心理職として援助(なんておこがましい。クライエントから教えてもらえることの方が多かった)することの難しさを感じ、将来この仕事をやってもいいのか、いや、やっていけるのか…と思っていた。

修士論文も条件付き採択という始末。

 

とはいえ、今は学校でカウンセラーとして仕事をさせてもらって4年。

 

今でも自分の課題になっているのはアイデンティティの問題なんだろうなぁと感じている。

専門職に就くことで、空っぽな自分の置き場所をみつけたかったというところもあると思う。

 でも、そんな人間に援助されるクライエントは悲劇だと思うし、

課題を乗り越える努力はし続けなくてはいけないと感じている。

 

ブログをはじめようと思ったのは、

そんなふわふわした自分自身の記録をしたいと思ったのと

臨床心理士という仕事に対して感じることを言語化したかったから。

 

チラシの裏にでも…といわれてしまいそうだけど、

ポツポツとつぶやいていきたい。